キャストから学んだこと

先日、３年ぶりに家族でディズニーランドに行ってきました。
うちは子供が３人とも男の子なんですがみんなディズニーランド大好きです。
もちろん僕も大好きです。


家族では３年ぶりですがディズニーランド自体は一年半ぶりです。
前回は友人と行きました。

でもやはり、子供をもつ親の立場で行くとそういう面でも気づきが
とても多いですね。
自分の立場が変わるとものごとの見え方が変わってきますね。

これから言うことはあくまで僕自身が感じたことでディズニーが
それを意図してやっているかどうかは知りませんので
『そういうとらえ方もあるんだ～』のような気持ちで聞いていただければ
いいです。


で、今回僕が猛烈に感じたことは、ディズニーランド(シーもですが)全体が
教育の場だということです。

それを感じる色んなエピソードがありますので、今日はそれについて
書いてみますね。
あなたのチーム運営に何かのヒントになるかもしれませんよ。
(関係ない！っていうところからは何も生まれませんしね(笑))


まず、パークではハンデを持った人は必ず最優先の扱いを受けます。
どれだけ人が並んでいようと、全部をすっ飛ばして一番前に行って
入場できます。

そういう光景がパーク内ではあちこちで見えます。
つまり、自然にそれがあるのです。

そのことがいい悪いではなく、そういうハンデを背負った人が実際にいて
その人に対して周りの人はどのように接しているのか、それを体験できます。

子供も当然ですが、ずっと暑い中並んでて、その横を車椅子に乗った人が
家族と一緒にスーッと通れば、
『なぜ、あの人たちは並ばないの？』と、聞いて来ます。

興味のないときにいくら話しても頭には入りません。
しかし、自ら興味を持って聞いて来ているときこそ教えるときなんですね。

世の中には色んな人がいること
自分達も含めてみんな助け合って生きていること
など、、、親として長い年月をかけて子供に教えることはたくさんあります。

 
他には、うちの三男が３年前には身長が足らずに、スペースマウンテンに乗れな
かったんですね、
でもそのときにキャストの人が『また大きくなったら来てね』と、手紙をくれました。

三男はずっとその手紙大切にしてこの日を迎えました。
なんとか無事にこの日を迎えた三男は、入り口でキャストにその３年前の手紙を
見せます。

すると、そのキャストはしゃがんで
『おめでとう！乗れるようになったんだね！』と笑顔で言ってくれました。

そうなんです、この手紙を持っていたら並ばずに乗せてくれるんです。
しかも、その子供だけじゃなく連れの人全員です。
ディズニーのすばらしいところは子供ともうひとりとかの制限なく
全員をそのように扱うところです。

入り口から乗るまでに出会うキャストにその手紙を見せるたびに
みんなから『おめでとう』と言われます。

もちろん三男は大喜びです。
一緒に並ばずに入れる僕たちも大喜びです。
そして、三男はそういう僕たちの顔をみてまたうれしいわけです。
自分のおかげでみんなが喜んでくれていると・・

これって、ものすごい循環ですよね？


制限に引っかかったら残念～で終わりではなく。
そんな子供たちにも、何か出来ないか？
何かしてあげたいという気持ちからこういう制度が出来たんでしょうか？

 

もうひとつ、
ディズニーのキャストはそれぞれがディズニーのキャラクターシールを
持っているんです。
そして、それを自由にお客さんにあげてもいいんです。

あるとき、掃除をしているキャストが子供たちにシールをあげている光景を
見て、他の子供たちもみんなそのキャスト周りに集まっていました。
一気に取り囲まれて全員と話しながらシールをプレゼントします。

そこにあるのは笑顔だけです。
もちろん、その光景を見ている親もみんな笑顔です。

でも、この光景ですごいなと思うことがあります。
うちもたくさんもらってましたから、わかるんですが、

キャストの人は、いくら隣にいても『お兄ちゃんもどうぞ～』とは
絶対にくれません。
しっかりと『シールが欲しい』と自分の意志を伝えないと
絶対にくれません。
しかし、欲しいと伝えればと絶対にくれます。


自分の望むことは自分で行動を起こさないとかなわない。
たったこんなことですら教育になっているのです。
一緒にいても自分が意思を示さないと叶わないのです。

『求めよさらば与えられん』・・・でしたっけ？

ほんとすばらしい体験をさせていただきました。


やっぱりディズニーすごいね。


でも僕はやっぱりタワー・オブ・テラー！
あれ最高です。
連続で２回乗りましたから(笑)