一流ホテルには本物のサービスがあります。
グレードの高いホテルにとって、豪華な施設というハード以上に重視され、価値のあるものとみなされているのが人的サービス。
その人的サービスのおかげでホテルはまた、大切な人をもてなす場所としてのニーズを高め、クリスマスのデートはもとより、結婚記念日や家族の誕生日のプレゼントとしての利用も増えています。
ホテルのスタッフは、招待したゲストの側にたって、いっしょに客をもてなしてくれます。
例えば、ホテルのレストランに、男性が女性をエスコートしてきた場合、一流と呼ばれるホテルであれば、出迎えのときも「いらっしゃいませ」とはいわないのです。
それをいうのは招いたゲストの役目、という配慮があるからです。
メニューやワインに対して女性からの質問があっても、答えは招いた側の男性に告げる。
あくまでも招いた側の手伝い、というスタンスを守るためなのです。
いい意味で招待者とぐるになって、ゲストをもてなす。
それがホテルのサービスのあり方なのです。
だからどんなに大切な人も、安心して招くことができるのです。