高級ホテルですごすリッチな時間

常識的な範囲のご要望には決してＮＯはいいません。
と、著名なホテルのスタッフは口をそろえますが、常識的な範囲とはどこまでなのでしょうか。
具体的に見ていきましょう。


・ホテルの売店で売っているものを部屋まで届けてほしいと頼んだら？
→ベルボーイが、商品代金のみで部屋まで届けてくれる。

・ホテルでは売っていないものを買ってきて欲しいと頼んだら？
→可能な限り対応。商品代金と交通費以外はいらない。

・あてがわれた部屋の眺めが悪いので、眺めのいい部屋に換えて欲しいと頼んだら？
→可能な限り好きなサイドの部屋に変更してくれる。

・赤ちゃん連れなどで、シーツが汚れてしまったら複数回の交換はしてもらえる？
→もちろん交換してもらえる。

・外国のコインを両替してもらえる？
→コインの両替はできない。

・ヘリコプターやリムジンのチャーターは可能？
→コンシェルジュが手配し、手配の料金は不要。

・ベッドをバラの花びらで埋めてほしい
→有料で受けてもらえる。３万円程度の予算は必要。

・ホテルのプールを借りきりたい
→残念ながらできない。プールの利用を楽しみにしている客が大勢いるため。

・深夜の３時にルームサービスで、料理のフルコースをオーダーできる？
→深夜のコースメニューはないが、メニューから選びコースを作ってオーダーできる。料理の代金以外は不要。

・結婚記念のオリジナルケーキを作ってもらえるか？
→コンシェルジュが要望をきいてくれる。ホテルのパティシエが要望に沿ったオリジナルケーキを作ってくれる。ケーキ代以外は不要。代金はケーキの大きさにもよるが、ラウンドケーキで３０００円くらい～

・ホテル内の売店でお土産を選ぶ際に手伝ってもらえる？
→コンシェルジュが手伝ってくれる。

・個人的な悩みは聞いてもらえる？
→コンシェルジュまたは時間帯によりナイトマネージャーが話しを聞いてくれる。

・ホテルに長期滞在する場合、専用の世話係は付けてもらえる？
→長期滞在の客には担当者が付く。

これらは、多くのシティホテルがする対応の数々です。
ホテル側によると、リクエストによってはＮＯといわざるを得ない場合もありますが、そういうときは、
かならず満足してもらえる何らかの提案をする、といいます。

可能な限り真心のこもった対応を心がけていますが、余分なサービスをしたからといって、
いちいちサービス料を請求するようなことはしません。

それが彼らのプライドでもあり、一流と呼ばれるシティホテルに共通するスピリットなのです。