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2006年01月17日

忘れちゃいけない

今日は1月17日。

僕たち神戸の人にとっては特別な日です。


僕は11年前、地震の翌日
家から原付バイクで三宮まで行った。


街には爆弾が落ちたような焼けた匂い。
倒れた電柱、崩れる家があふれていた。


僕は幸いにして大した被害を受けてなかったので、
避難所に行った。


家からおにぎりと水を持って。

おにぎりにはひとつひとつ小さな手紙を入れた。
何が出来るわからなかったが、夢中でやったことがそれだった。

そのおにぎりを渡し、手紙を読んだおばあちゃんが泣いていた。
僕も泣いた。

帰りに地方ナンバーの大きなトラックが道端に止まり、
荷台にヤンキー風の女の人が一人で立ち
救援物資を持ってきたからと、
方言丸出しで、決して上品とは言えない言葉使いで
大きな声をあげていて。

渋滞の中何時間もかけて自分の店のものや、集めたものを
もって化粧もせずにただ神戸を目指してやってきたんだろう。

その女性はたった一人で、ずっと涙を流しながら配りつづけていた。

11年前の神戸では たくさんの涙が流れた、
でも同じくらい感謝も感じることができた。


昼間は、家族のために
お父さんがリュックを背負って街に買出しに出かける。
神戸から大阪まで歩いていく人なんてザラにいた。

そして、お母さんは次にいつ来るかわからない
余震にそなえ、子供たちを守りながらお父さんの
帰りを待つ。

人間というより動物としての
本来の形になったような気がしていた。


僕たちの神戸のために各地からたくさんの応援が寄せられた。

みんなが助けてくれた。

自衛隊、消防署員、ボランティア。。。。


人と人との触れ合いが暖かかった。

僕たちはたくさんのものを失ったが
たくさんのものを思い出し、たくさんのものを得た。


僕たちは絶対にこの日を忘れない。
この感謝の気持ちを忘れない。

2006年01月10日

ずっと、歩いてたんだ。。。。

僕はずっと歩いてた。

でも、どこに向かっていたのかはっきりと
決めてなかったんだ。


ただ歩いていたんだ。


だから、途中でいい匂いがしていたり、
人が集まっているとそこに覗きにも行ったりした。


そんなあるとき、近道があるという噂を聞き付けて、
いままで歩いてきた道を外れてその道に行ってみた。


すると、僕と同じように噂を聞いて
その道に来ている人がたくさんいた。


僕はその人たちと話した。
自分のこと、この道がつながっているだろう場所のこと。
いろいろ話した。

でも、彼らはなかなか自分というものを見せてくれない。
なんでなんだろう?

そのときはあまり深くは考えなかった。

そのうち、だんだんと口数も減ってきて
足が疲れてきた。


そんな時、建物の影から、
前にとおっていた道が見えた。


僕は、近道から前の道に戻ってみた。

すると、たくさんの仲間がそこにはいた。
みんなそこにいてくれた。


みんなとたくさん話した。

気づいたら、疲れていたはずなのにすごく歩けている自分に気づいた。

そこには近道で見た景色とは全く違った景色が広がっていた。
いままで当たり前だったから気づかなかった景色だった。


やっぱり僕はこの道でゴールを目指そうと思う。
近道が悪いわけじゃない。
ただ僕はこっちの道のほうがあっているような気がしただけ。

最高の仲間と最高の笑顔。
これ以上のモノってあるだろうか?

いままで当たり前すぎて、そんなことにも気づいていなかった。

でももう違う。


僕は迷わない。

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