たまに公開するメルマガコラム~予測する~
今回のリーダーシップコラムはなかなか好評なのか?
たくさん感想をいただいています。
せっかくですので、、、こちらでも。
先日、子供のサッカーの試合を見に行きました。
ウチの息子は小学校4年生なんです。
あのね、4年生にもなるとけっこう激しいんですよ。
蹴りあいがね。
3年生くらいまでは、もうねキーパー以外はみんなボールに固まってね、
ポジションも何もあったもんじゃない(笑)
こんな調子なんですが、さすがに4年生にもなると、
広がってね、けっこうサッカーっぽいスポーツに見えます。
今日はここからの気づきです。
いかに気づけるか。これが大切なんですよね。
で、あなたはすでに知っているかもしれませんが、
サッカーってあの広いフィールドで審判(レフリー)って一人なんですね?
確かに、オフサイドなどを見る線審はいますが、
ゲームを進めていく上での中心となる審判は一人なんです。
激しいスポーツなので、審判も大変です。
ボールもあっち行ったりこっち行ったりで。
一人で本当に走り回っています。
一番疲れるのは選手よりも審判じゃないかと思います。
今年の夏も、少年サッカーの審判が熱中症で亡くなられた事故がありましたが、
わかるような気がします。
ホントずっと走ってますから。
で、先日試合を見ていたときのこと、
ある子供がゴール前にドリブルで上がって(攻めて)いきました。
すると相手ディフェンスがカットすばやく、味方のフォワードへカウンター
(サッカーがわからない方ごめんなさい)
それを受けた、フォワードがボールを受けて、
ドリブルしようとした途端、
『ピピ~~~~~~~~~ッ!!!』
審判の大きなホイッスルの音。
ファールです。
審判がさっき、相手コートにいたかと思ったら、反対側のコートでファウルの判定です。
これを見て、僕は息子のチームのコーチに言いました
『よくあのスピードでファウルのジャッジができますよね。
僕なんて全然わからなかったな~』
すると、そのコーチが
『あれはね~実は全部見ているわけじゃないんですよ』
『???????』
『実は、ファウルしそうなときにだけそこをしっかりと見ているんですよ。
つまり、【予測している】んです。 このあたりでファウルするだろうなって。
だからあの速いスピードのなかでジャッジが出来るんです。』
僕は、これを聞いて納得すると同時にあることを思い出しました。
(このように色んなことを関連付けて思い出してもらいたいんです)
そう言えば・・・人気テレビドラマの【24】です。
これ僕、大好きなんです!(またかよ。。。)
アメリカにとって重大な事件や事故がテロリストたちが起こそうとします。
それに対して、大統領はリーダーとして重大な判断を迫られます。
(実はこのドラマはリーダーたるものってことでもおすすめです)
そして、側近たちを集め緊急会議をします。
大統領は、質問します
『もし、こうなった場合の被害状況は?』
『死者が何万人、被害総額○億円です』
側近が答えます。
続けて・・・
『復旧までにかかる費用総額は?』
『約○○億円、復旧までに○年を費やします』
『これを回避するための方法は?』
『現在○○と○○があります』
『そのうちもっとも適している方法とその理由は?』
『○○で、○○○という理由からです』
『ではその○○という方法を実行に移すまでの時間は?』
『○時間が必要となります』
このような会話が繰り広げられます。
しかも、ものすごいスピードで会話されます。
ここで感じてもらいたいのが、側近はどうしてこんなに即答できるのか?
そうです。大統領の質問をあらかじめ【予測している】です。
こういう風に答えると相手は次はこんな疑問をもって
質問がかえってくるだろうなって思ってるんです。
実はこれリーダーとしても、とても大切なことなんです。
この審判や大統領のように、メンバーや選手がものすごいスピードで
走っていても、必ずそこには問題やファウルが出てきます。
これを見過ごすと、重大な問題になりかねません。
ですから、あなたは【予測して欲しい】のです。
いまは順調でもひょっとしたら、こんな問題にあたるかもしれないなって。
で、そのための準備もしていて欲しいのです。
そして、メンバーにも予測の大切さを身をもって教え体験させることで、
あなたのチームはさらに飛躍します。
是非頑張ってください!