庭園を散歩
東京・ホテルニューオータニには、4万平方メートルもの立派な日本庭園があり、すばらしい憩いの場所を提供してくれます。
そこには小川が流れ、季節によっては花が咲き乱れます。
東屋には本格的な料理も用意され、暖かい明かりと丸太をふんだんに使った素朴な内装のなかに身を置くと、一瞬大都会の中心にいることを忘れてしまいそうです。
あと、庭園の素晴らしさといえば、東京・グランドプリンスホテル高輪を挙げないわけにはいきません。
昭和20年代には西武鉄道の前オーナー・堤康次郎が旧宮家である竹田家、北白川家などから買い受けた2万坪の土地に建てられた同ホテルは、今でも当時の庭園の面影を残しています。
現在、貴賓館として使われている建物は、竹田家自慢の洋館だったものです。
明治末期の作で、室内装飾は華麗なバロック調、一時期大臣の公邸にも使われていた由緒ある建物です。
敷地を同じくする高輪ホテルに続く形で日本庭園が広がり、本気で散歩しようと思ったらかなりの時間を要します。
こんな風に、日本のホテルであるがゆえ存在する、日本庭園
日本人であるからこそ、あえてこの場所で体験し、日本の美を満喫していただきたいものです。
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