チームの力

あなたは、チームと聞いて何を想像しますか？

野球？サッカー？、、、団体スポーツがもっとも身近ですね


ほかには？
会社の所属課、事業プロジェクト、大学のサークル、クラブ活動、


まだありますよ。
家族、夫婦、恋人、友達、、、、


そうです。
人が二人以上集まればそれはもうチームなんです。

ですから、ほとんどの人が必ず何からのチームに所属している(はずなんですよね？)


このチームというのは、人間社会で生きていくなかで
(えらい大きな話ですが（笑）)絶対に避けて通れない形なんです。


人は必ず群れます（笑）
誰かと一緒に何をしたがります。
俺は一人がいいんだよ！という人もいるでしょうが、自分のことを受け入れて
くれる人の存在というのは嫌ではないはずです。

まあ、人間生活全般の話はこんなとこですが（笑）


では、ビジネス面では、いかがでしょうか？

仕事をしているのは、会社というチームですよね？
そのなかで、新しいビジネス（新規事業）が立ち上がります。

で、上司があなたを呼びます。

『今度社運をかけた新規事業を始めることになった。
ついては君一人でたった一人でこの事業を成功させてもらいたい』
と、言われたらどうしますか？


びっくりしませんか？
ホントにそれでいいんですか？って、、、


でもまあ、そんなことはありません。（笑）
必ず、チームを組んで取り組むことになります。
社内でもプロジェクトチームを組むでしょうし、社外の業者などと
一緒にその事業を成功へと導くことになります。


なぜでしょうか？


寂しいから？
まあ、それもあるかもしれませんが（笑）

ずばりチームのほうが成功しやすいからです！
ことを成し遂げるのにチームというのはものすごい力を発揮するんです。


ここで僕の大好きな本があるのですが、漫画です（笑）
本宮ひろ志の『男一匹ガキ大将』という昭和４０年代に流行った漫画です。
リーダーを目指す人には是非読んでいただきたいのですが（笑）

本宮ひろしといえば『サラリーマン金太郎』の作者といえばわかってもらえるでしょうか？
この本ね、もちろんリアルタイムでは僕も見ていませんが、
古本屋でこの漫画を手にして一気に全巻を買い求めました。
全部で２０巻あるのですが、今でも年に一回くらい一気に読破しています（笑）

この本のなかで主人公の戸川万吉が日本中の悪ガキたちを集め、まとめあげる過程で、
万吉率いる西日本連合と堀田率いる東日本連合が富士山の裾野で対決します。

東日本連合の様々な妨害で、万吉連合の人数がほとんど集まらずに決戦の朝を
迎えることになってしまう。
１万人万人連合に対して戸川万吉連合はわずか４人。


万吉は、４人で決戦地へ向かいます。
そして、１万人の不良学生が集う場所で、万吉は相手方の堀田に対し、
『この勝負お前が勝ったとしてどうするつもりなんだ？』と聞きます。
『ただ組織の上にあぐらをかいて大将づらしたいだけじゃないのか？』と


そして、自分がやりたいのはこれだと、そこにいる敵である１万人の不良学生たちに
『足元にある草をむしってみろ』と万吉は言います。
学生たちはとりあえずしぶしぶそれに従います。

そして、そのむしった草を持って彼らを全員右に移動させました。


いままで自分たちがいた、その場所には、、、、





草ひとつない一面の畑が。






一人一人がやったことは、ただ足元の草をむしっただけ。
しかし、その人数が数万人となるとそれが大きな力となり、大きな結果となった。

不良学生たちは自分たちのやったことに驚き、普段社会の落ちこぼれとして
見られている自分たちの力を知ります。


戸川万吉は俺はそれがやりたいんだとみなに言います。

その決戦は、結局１０万人の学生を集めた西日本連合の勝利に終わります。
その１０万人とは、不良学生でもないただの学生たちです。
普通の学生たちを全国から万吉連合は集めていたのです。

彼らはいつも不良学生たちにいじめられていたまじめ学生たちです。
『そんなマジメなやつらに何ができるのか？』東日本連合の掘田がいいます。

そこで、万吉が言います。
『お前らはケンカ慣れしているだけで、人間やる気になればそんなに差なんてない。
しかもこっちはお前たちの１０倍の数だ！』と、




この話ね、所詮漫画の世界じゃないか～と言ってしまえばそれで終わりです。

しかし、どうですか？


・草むらを一瞬にして畑にしたこと
・まじめ学生が不良学生に戦わずして勝ったこと


これらの話には成功のヒントが隠されています。


あなたはもう気付きましたか？